第九話 コーヒーカップ
- テーマ
≪コーヒーカップ≫
実はろじうさぎのコーヒーカップは結果的にオリジナルになったんです
和柄の既製品を探してたんですが、なかなか思う様なモノがなくてねぇ。
これは手作り市やぁ、ってことで 知恩寺さんの手作り市に行き、見て回り、
おーっ!これやっ! と言うのに出会えました
しかーし!、思ってるより小振りでね。
最初はbookカフェとしてやろうと思ってたので(今は朝ごはんのお店ですが)、
本を読みながら、 コーヒーを飲んでゆっくりしてもらいたい。
そのためにもコーヒーはたっぷりな方が嬉しいよな。
そんなとこから一般的にもちょっと大きめのカップが欲しいと作者さんにお話したら、 「作りますよ」って。
えー! ほんまにぃ それってオリジナルになるってことぉ
このカップの気に入ったところは「絵付」の柄。
日本の伝統文様の「麻の葉」と「青海波」がモチーフになってるのが良いな、と思ったんです
その絵付けにウサギが描けたら100点満点
ダメ元で聞いてみたら「描けますよ」って。
陶器を作るのはご主人で、 なんと!絵付けは奥様がなさってたんです。
そんなこんなで、ろじうさぎのオリジナルイラストのウサギも描いていただき、 形も大きさもオリジナルで。
宇治田原にある作家さんの工房まで行き、 話を詰めてお陰様で完成しました
ろじうさぎのコーヒー&ティーカップ。
そして‥‥。
開店から約6年ほどで、 カップが割れてほとんど無くなり
ソーサがいっぱいあるので、カップだけを作ろうと思い陶器の作家さんに連絡をしたところ、残念ながら廃業されてて‥‥
諦めていたら、今度はコロナの補助金で工芸品を作って、それを買ったら凄く安くなるお話をいただき。
結果、清水焼の窯元でカップを焼いていただくことになりました。
絵付けは前の様にはいきませんが、 何とかウサギだけは描いてもらいました。
これからまた数年はこのカップで 美味しいコーヒーを召し上がっていただけるのですから、有り難いことです